〜はじめてのえんじょじょ〜前半
リハ終わり…。
スタジオから移動車で渋谷まで送ってもらいました。
そんな、いきものの移動車にちゃっかし乗りこんでいたベースの安達くん。
水野「てか腹減ったなぁ」
安達「うん、腹減った。よしき、なんかメシ食ってく?」
水野「お、いいよ、なんかある?」
安達「行ってみたい焼肉屋があんだよね」
夕飯でちょっと定食屋でも入るのかと思いきや、がっつり焼肉屋。
さすが食いしん坊安達くん(笑)
水野「よし、行っちまうかぁ。」
そこは食いしん坊水野くん、負けません。
しかし、ここからが大変でした。
その日は金曜の夜。どこのお店も会社帰りのサラリーマンで混みまくり。
当然、ダッチーが行きたかったお店にも入れなかったのです。
残念なことに、この食いしん坊ふたり組。
一度、脳内に「焼き肉」という文字が点灯してしまうと、ちょっとやそっとでモードチェンジは出来ません。
ふたりの胃袋は、完全に焼き肉しか受け入れない体制になっています。
ここで中途半端にラーメンなんか来ようものなら、胃袋がストライキを起こす勢いです。
金曜でごったがえす渋谷の人並みをかきわけ、焼き肉屋探しの旅が始まってしまいました。
一軒、また一軒…と次々と焼き肉屋をまわるも、どこも満席。
水野「金曜はさすがに無理かぁ…、しゃーねぇーなぁ、吉野家でも行くか…」
さすがに、あきらめかけた、そのとき。
ダッチーが思いもかけない一言を言ったのです。
安達「叙々苑、行ってみる?」
は?
じょじょえん?
じょじょえんって、あの、じょじょえん???
あの、芸能人がよく行くって噂の??
夙川アトムさん的に言わせれば”えんじょじょ”の叙々苑?????
安達「いや、記念に。ま、最後に。これで混んでたらあきらめよう。」
なんの記念か、まったく意味不明ですけど(笑)
記念受験的な??
そんなノリっすか、安達さん??
いいじゃないっすかーーっ!!
いっちまおぉーぜー、えんじょじょーーっ!!!
かくして、いきものがかり水野良樹、生まれて初めての叙々苑の扉を、はからずも開いてしまうのです…。
…つづく。